近くの公園の美しく黄色に色づいたイチョウの葉が、昨日の強風で落ち、絨毯のように地面を覆っていました。秋も足早に駆け抜け、師走へ…。
盲目のピアニストの辻井伸行さんのお母様は、伸行さんが幼い頃から、季節の自然や吹き抜ける風、匂いを感じる所へ、また美術館などへも連れて行かれたそうです。彼の演奏に耳を傾けると、幼い頃から育まれた豊かな感性が映し出されているように感じます。そんな伸行さんはもし一度だけ、自分の目で見ることが叶うなら、お母様のお顔がみたいと言われたそうです。日々、自分の周りの世界を大切に、感謝して過ごしていかなければという思いを新たにいたしました。
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