ピアノは、鍵盤を押せばポーンと音が出ます。今は、ストリート(街中)にも誰もが弾けるピアノが設置される世の中になりました。動画サイトでは、ピアノの演奏技術をプロの方が丁寧に教えてくれたり、鍵盤の位置を視覚化した映像で、根気があれば一曲を弾けるようになったりできる時代です。ではなぜピアノを習うのでしょうか?最短の方法で「技術を習得する、良い結果を出す、実績を作る」ことを求める風潮がありますが、「ピアノを弾く=表現する」には、一見遠回りに見えるかも知れませんが、「ピアノを習う」ことが必要かも知れません。私の教室にも30名あまりの生徒さんが通ってきてくださいます。練習してきたときは自信を持って弾き始めますし、練習していないときはためらいながら弾き始めます。それでも、客観的に自分の演奏をそばで聴く人(先生)がいることで、一つのことに集中する、良いところを指摘してもらうことで自信が生まれる、手や指の使い方や細かい音の強弱、音色などの表現法を知ることが可能になります。(他にもたくさんの要素があります)また、子どもたちには、豊かな人間性や品性を育てていけるように、言葉、行動、挨拶なども指導の中に入れております。聴く人の心に届く音楽の表現者になるには、私もまだまだ道半ばではありますが、人間性が映し出されるピアノであるからこそ、探求していく価値があるのではないでしょうか?(↓写真:レッスンでは、細分化された技能を身につけるためのグッズを多数使用しています。
0コメント